現在の症状

手術は心筋梗塞の進行具合と現在の症状を見た上で患者と医師が話し合い、双方合意の下で行われます。そして同時に、落ち込む人も少なくありません。ただ、ひとつ覚えておいて欲しいのは、手術による治療は最悪の場合の選択肢ではないということです。どうしても閉塞した血管の回復が難しい場合、あるいは緊急を要する場合、カテーテル療法を施しても再発してしまう場合に行わる手術です。 心筋梗塞の手術は、主に「冠動脈バイパス手術」が行われます。患者の多くは、手術をしなければならないと宣告された場合、事の重大さに気付くでしょう。回避できるものなら回避したいという人も多いでしょうが、手術によって根本的な治療を行えることは、決して悪いことではありません。 手術自体に対する不安や懸念もありますし、自分がそのような治療をしなければならないほど悪い状態なんだという現実に打ちのめされるという心境も、少なからずあることでしょう。手術時間は4?5時間程度、入院期間は2?3週間になるのが一般的です。難しそうな手術に思えますが、基本的には安全性が高く、成功率も95%以上と十分な症例がある手術なので、恐れる必要はありません。 問題となっている冠動脈に対してバイパスを作り、血液が流れる他の道を作ることで閉塞した血管の先にも血液を流すという方法です。あらゆる病気に対して言えることではありますが、症状の深刻さを物語る上で、「手術」というキーワードは非常に大きな意味を持ちます。冠動脈バイパス手術は、身体の他の部分から取り出した血管を使ってバイパスを作ります。